「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える
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頭がいいとはどういうこと?
興味ないのでまとめてないけど、ただの地頭以上に広く取ってた
たとえば身体の解像度が高いアスリートも頭がいい
脳の持久力というキーワードが出たが、解像度を高めるために継続的にフィードバックと学習(脳内モデルを書き換える)を続けるのが大事
知的生産者として生かせそうなことは?
脳の仕組み上、わかりあうのは無理なので、細かい管理はやめて上手くやる
まあ現代でもすでにわかってる組織はそうなってきてるけども
このような取り組みやメンタルモデルを示すワークウェアをつくれるといいsta.icon
VUCAな時代、ますます需要ありそうだなとは改めて思った
本書に言われるまでもなく出来てることも多い
俺は間違ってない。それでよいsta.icon
スポーツマンとしての反省は?
俺には経験の幅が足りなかった
パルクールでいうと幅広く遊んでる奴ら、あのイメージ
でもそのためには結局そういった色んな動きを続けるだけのインセンティブ=「好き」が要る
俺はそんなに好きは持ってない。。。
新しい経験や刺激をしたほうが良いのはTrue
アストロサイトを活性化させるためにも
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「知能」とは答えのあることに素早く答えを出す能力のことであり、「知性」とは答えがないことに答えを出そうとする営みそのものであると私は考えています。
3つのフィルター
第一フィルター。感覚フィルター、ボトムアップの入力、内受容感覚から脳へのインプット
第二フィルター。トップダウンの入力、脳が予測を生成して脳内モデルを更新する
第三フィルター。何をストレスと捉えるかも違えば、ストレス応答の発露有無や具合も違う
脳の仕組み
ネットワークが変化し続けている
脳は、単なる細胞の集合体ではありません。情報を伝える神経細胞のネットワークを持ち、それを支える時々刻々と変化する環境との相互作用こそが、脳が生きていることではないかということです。
フィードバックと学習
フィードバック
外の変化を取り込む
脳には、自分がした応答や行動の結果生じた外部環境や内部環境の変化も、再びボトムアップの入力として入ってくるのです。これをフィードバックと呼びます。
経験を積んでも、このフィードバックを経て脳内モデルが更新されなければ「機能しない」
赤ちゃんや幼児の試行錯誤はまさにこれをしている
邪魔してはいけない
アスリートが身体感覚に強いのも、まさにこれを繰り返して精巧なモデルを作り上げてきたから
精巧なモデルにより高精度な予測が行えるから
学習
モデルを更新する
実はボトムアップの入力にはゲートがあって、注意を向けて意識的に処理されるものと、非意識的に処理してしまうものの取捨選択がなされています。トップダウンの入力の方は、脳内モデルが時々刻々と書き換えられていきます。このプロセスを学習と呼び、記憶に基づいて新たな予測を作り出すのです。
恒常性
生物が生きているとは恒常性の維持に他ならない
変化しても適応して一定を保つようにする
この変化がいわゆるストレス
知覚
感覚情報が意識にのぼること
意識にのぼらなくなると、たとえば音が気にならなくなる
脳が「もう注意しなくていい」と判断してシャットする
で、これも実は脳内モデルでしかない
現実そのものではなく脳内モデルを通じて解釈している
視覚
変化を認識している
静止物を認識できるのも眼球が動いているからにすぎない
3fpsで十分
飛んでる部分は脳が適当に補完しちゃう
プロと呼ばれる人たちは視線の動かし方や注目箇所が違う
写真鑑賞時、プロカメラマンはアマより五倍多く視線を動かしているらしい
プロ野球選手も「ここまで見ればあとはわかる」で途中でボール見るの切り上げるとかする
「あとは予測でいける」という見切りの速さはプロの証
短期記憶
あれ、今何しようとしたんだっけは短期記憶の一時的な欠落
長期記憶
パブロフの犬もこれ
記憶は記録ではない
コンテキストごと覚えている
そもそも、私たちの記憶は、スマホのカメラのように見たもの聞いたものをそのまま覚えているわけではありません。それを覚えた時の状況や体の状態、周辺の知識や、そこから連想される無関係のものまで一緒に記憶されます。ひとたび年号を思い出せば、関連する武将の名前やその武将について書いた小説家の名前、それを読んだ時の感想などを連鎖的に思い出します。
ので思い出すときも連鎖的
思い出すたびに改変されていく悲しい性
固有感覚
目を閉じても身体の隅々がどこにあるか、どんな状態にあるかを漠然と感じれる
筋肉と関節にセンサーがあるため
脳の予測と外の変化の実測とがズレると酔う
身体性
自分の身体に関する認知
延長する
舌や耳が肥えているのも実は脳が肥えているだけ
舌や耳の機能に差はほぼない
脳の身体地図
どの身体部位を脳のどの部分が担当するか
障害で一部身体(自体や機能)を失ったりすると、その空きが補われる
視覚障害者の聴覚がめっちゃすごいとか
脳の処理次第なので幻覚はありえる
耳鳴りもそう
脳を上手く騙せば消せると期待されている(補聴器技術など)
アーティストやアスリートが忘我の境地になって、周り全てのことが手に取るように見渡せる、いわゆる「ゾーンに入る」という状態があると聞きます。この現象については、まだ明確な仮説を立てるほど思考が成熟していませんが、「感覚が研ぎ澄まされる」という言葉とは裏腹に、感覚の世界ではなくむしろトップダウンの予測が生み出す値が、ことごとく実測値と誤差ゼロで繰り出される状態にあるのかもしれません。ピッチャーが一四三キロピッタリのボールを投げるように、自身の身体認知を完全掌握した人だけがなせる境地なのだろうなと思っています。
あるかもsta.icon
俺もチュウニズムでフロー、フロー言ってるけど、「想定どおりにちゃんと動く」感じなのよね
が、安定しない
せいぜい誤差0.xといったところだろう、0には程遠い
emotion
昆虫から人間まで共通して持っている
心拍上昇したり毛が逆立ったりとか
アートは普遍的情動を引き起こすもの
抽象画は作品を通して自分の内面を見ている
アートの鑑賞は感覚遮断(外部からの情報を知覚に上らせない)に近い
脳内モデルと直接向き合う形になる
マインドフルネス瞑想もほぼ同じ効果
内受容感覚の観測、もあるけど
アートと研究は似ている
研究者の私から見ると、アーティストは、課題を見つけ、仮説を立て、解決方法を提案している点において、研究や事業と同じではないかと思います。
例えば、美しい、好き、あるいは怒り、憎しみといった自分の気持ちを、どううまく表現して伝えたらいいのかわからず、モヤモヤすることがあると思います。それをアーティストは一枚の絵や五分間の音楽などで表現し、課題解決法を提案しています。見ている側は、そこに生きるためのヒントを得たり感動を得たりできます。
言語化することや目に見えるアクションを取ることだけが唯一の課題解決法ではなく、自己完結的に解決する方法もあるのです。アートはそれを教えてくれます。これは、本書でも繰り返し述べている、たった一つの正解に素早く飛びつくのではなく、答えがないかもしれない問題に、釈然としない気持ちを抱えたまま寄り添っていくという方法かもしれません。最近では、教育でもアートの重要性が発見され始めています。
信じられんsta.icon
そんなことできんの?
要はアーティストがつくった作品Xには「アーティストが想定する感動の仕方」が設計されていて、それを大半の?鑑賞者が体験する?
わからない。何もわからないsta.iconsta.icon
情動の解像度
高めるには?
情動に対する語彙を増やす
他者の情動を観察し、いかに自分ごととして解釈できるかが、自分自身の情動の解像度を高める秘訣なのかもしれません。
意思決定も情動が行う
実は、理性は選択肢をふやすだけで、最後の最後にエイヤと決断を下すのは情動の役目であると知られています。 これは、熟練の裁判官と素人の裁判員が複雑な判決を下す模擬裁判をしている際の、脳活動を測定した実験から裏付けられています。
熟練の裁判官は、たくさんの事例を知っており、それと照らして適切な量刑を判断できると思いがちですが、実は、最後の最後で決定をする際に働いていたのは、情動を司る脳部位であり、その働き方は素人の裁判員とほぼ見分けがつかなかったと言います。
また、脳の疾病で情動を司る脳部位の一部に障害を負った女性が、何一つ自分では決断できなくなってしまったという症例があります。選択肢は増やせるのですが、最後の一押しができないのです。
この辺すっげー興味ぶかいsta.icon*2
タスク管理や片付けの文脈でも決断とか優先順位とか取捨選択とかができない人、捨てられない人ってのはよくいる
情動知性が低いからではないか説
要は感情が薄い
いやどうだろう
「もったいないから残したい!」精神で捨てられない、かもしれないやん(情動知性高いけど不利に働いてる)
逆にミニマリズムは「いやこれ要らんわ」的な情動が働いていて、それに従っていると言えるのかも
まあふーん程度に
脳の持久力
アストロサイトさん、ニューロンの対になるほどの重要人物
アストロサイトは、ニューロンにエネルギーを供給し脳の老廃物を取り除くことで、脳のコンディションを整え、持続的な思考と粘り強い可塑性を可能にしているからです。
アストロサイトの血液脳関門
余計な物質が脳内に運ばれないように取捨選択してる
カフェインやニコチンはスルーする
アルコールもスルー
ここでも恒常性が大事
脳のエネルギーの大半は、ニューロンが電気的な活動を始めるための、さらにその準備のために使われると考えられています。つまり、脳の素早くて正確な情報処理のためには、活動電位を出すことそのものよりも、また次の活動電位を出せるようにするために速やかに元に戻す、すなわち恒常性が最も重要なミッションとなります。
IQが高い人の神経回路は理路整然としていて、効率的に脳を支えている
アストロサイトさんを活性化させないと鈍る
アストロサイトも、定期的に活性化させないとその働きが不調になると考えられます。アストロサイトを活性化させるには、予期できないタイミングで脳に非日常を味わわせ、生命の危険がない程度に、脳をピンチに陥れる必要があります。
このような指導法はスポーツに限らず、教育やさまざまなお稽古事にも応用できそうで、良いコーチとは良い制約とシンプルなルールを提示できる人ではないかと思います。
保育園や幼稚園で、床に散らばったおもちゃを子供たちに片付けさせるのに、「片づけなさい」と指示をしても子供は聞く耳をもちません。しかし、音楽をかけて「この音楽が終わるまでに誰が一番多く片付けられるかな」などと言ってゲームにしてしまえば、驚くほど自律的にことがすすみます。しかも、内発的なモチベーションで動いているので、みんな嫌な気持ちになりません。これを社会に応用するとすれば、
どういうことが考えられるでしょうか。
本書では、本質的に人はわかり合えないと繰り返し述べてきました。なぜなら、脳には三つもフィルターがあって、同じものを見てもその感じ方は異なるからです。どうせみんな違うので、そのプロセスはどうであれ、結果的に同じになっていればそれでいいという考え方もできます。
スポーツや保育園の例のように、ルールを設定してもうまくいきません。むしろがんじがらめで嫌になってしまうかもしれません。しかし、ルールをたった一つ、できるだけシンプルな形で提示し、うまい環境的な制約を与えることで、自ずと最適化されることもあるかもしれません。
自然界でも、上手い制約条件をかけてやると自律的に最適な形をとるというルールがあります。これを「自己組織化」と言います。
脳の中でも、破局的忘却が起きたとしても、外部から上手い制約をかけてやると自己組織化が生じて、結果として最適な形をとるエコロジカルな力が働いている可能性があります。その制約条件を生み出しているのが、第8章で述べたアストロサイトで外からニューロン活動の自己組織化を促すことで、「知恵ブクロ記憶」を形成していると予想されます。
あるいは多様性の推進かもしれない
やり方は任せる、でも羅針盤は示すし、結果はレビューする
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